脅威のビタミンパワーでIQアップ!

本記事は神戸ナカムラクリニック中村篤史院長から許諾いただき、「院長ブログ」に掲載された「ビタミンとIQ」を再編集したものです。

我が子のIQを高める方法

妊娠中は「五体満足で健康に生まれてさえすればそれだけでいい」と願っていました。でも、ひとたび元気に生まれてくると、今度は「頭の良い子になって欲しい」とか「運動神経も良いといいな」とか「できれば美人に育って欲しい」とか、とにかく我が子への要求がいろいろと多くなっていきます。「這えば立て、立てば歩めの親心」と誰かが言っていましたが、親というものは我が子に多くを望む生き物なのでしょう。

そんな親御さんたちに、とっておきの情報があります。科学的エビデンスの裏付けがある信頼性の高い方法で、あなたのお子さんを頭の良い子にすることができるのです。さらに言うと、成人の知的活動力も高めることができる方法だから誰にとっても有意な情報なのです。結論から先に言いましょう。それは、ずばり栄養改善です。具体的には、ビタミン(特にB群)の摂取を増やし、砂糖をはじめとする精製糖質や人工甘味料をやめることです。果糖も制限すべきです。

チアミン(ビタミンB1)の摂取がIQ向上のヒント

”Orthomolecular Medicine For Everyone”に書かれている内容を紹介します。ルース・フリン・ハレル(Ruth F. Harrell, Ph.D. 1900生-1991没)という女性の理学博士が何十年も前から言いつづけてきたことがあります。それは、「栄養の欠如が子どもの学習障害の誘因である」ということです。

1943年に「チアミン(ビタミンB1)摂取増量による学習への効果」という論文を発表しました。「チアミンにより、子どもの精神的および身体的技能が向上した」とも述べています。1956年には、「妊婦や授乳中の母親が摂る食事によって子どもの知性にどのような影響があるのか」を研究しました。そして「妊婦、授乳中の母親が食事にサプリメントの摂取を補うことによって、その子の三歳時から四歳時の知能指数が向上した」という研究の成果を発表しました。チアミンを摂取した子どもは、プラセボ(有効成分を含まない治療効果のない薬)を摂取した子どもに比べ、学習能力が25%も上回ったとのことです。

砂糖をはじめとする精製糖質は体内の代謝プロセスにおいて、このチアミンを無駄に消費してしまいます。ADHD(注意欠陥・多動性障害)や子どもの学習障害の発症機序として、砂糖の過剰摂取および、それにともなうチアミンの大量消費が疑われるのです。チアミンをはじめとするビタミンB群は、神経機能に必須のビタミンです。栄養状態が悪いのに学校の成績が良いというのは、一般的な感覚からしても考えにくいと思いませんか。実際、ビタミンB群の欠乏によって「神経機能喪失、記憶力低下、集中力低下、イライラ、混乱、うつ」が生じるという事実はすでに科学的に証明されています。

さらに、ハレル先生は、「チアミンをはじめとするその他のビタミンB群は、一つのチームとして作用する」としています。彼女の用いた方法は、多くの種類のビタミンの大量投与療法でした。彼女の論文は、研究としても非常に緻密でどれも科学的なものでした。しかし、この有意義な研究結果は残念ながらつぶされてしまいました。その論文の有効性を確認するために、他の科学者による追試がおこなわれることになりました。”多くの種類のビタミンを大量”に摂取する。これがハレル先生の主張の本質なのですが、その科学者たちは”少ない量の”ビタミン投与をおこなったのです。つまり、やる前から失敗するように仕向けた出来レースの実験をしたのです。学会は、この追試の結果を受理しハレル先生の論文を闇に葬ってしまいました。だから、ハレル先生のこの出色の研究が世間一般の人に広く知られることはありませんでした。

しかし、時代は流れインターネット全盛時代になり、多くのオーソモレキュラー栄養療法の研究結果が広く流布し始めています。書籍も増えており、今後はますます真実が世に知れ渡っていくと確信しています。

ビタミン効果の真実が世に広まらない理由

なぜいつもこのような結果になるのでしょうか。とても嫌な話ですが、製薬会社や食品会社の経済的動機が背景にあることに疑いの余地はありません。製薬会社にとって、子どもの学習障害というのは大きな市場です。だから、製薬会社は特許の取れないような安価なビタミンの投与で、子どもの学習障害が治ってしまっては困るのです。「商売の邪魔をするな」といったところでしょうか。それで、彼らはこの貴重な論文を抹殺したのです。

編集者の見解

私は、文中にあるビタミンB群の欠乏と砂糖や人工甘味料および果糖の過剰摂取の関連性に特に注目しています。これらの糖質はエネルギー代謝の過程において大量のビタミンB群およびミネラルを消費します。燃費の悪いグルコースをエネルギー代謝の中心に置く代謝システムは、脳の依存という重要因子によって大量の糖質を欲することになります。つまり、糖質の過剰摂取から慢性的なビタミン・ミネラル不足に陥り、これが改善されることなく負のスパイラルに陥っているのが現代人の食生活ということになります。ちなみに、糖質の過剰摂取と因果関係が強い肥満は、世界的に過去最高になり今後も高まり続けると予想されています。

さらに、ここに信じがたい実話があります。ビタミンの大量投与によってダウン症の子どもでさえ知能が高くなったという研究があります。これもルース・ハレル先生の研究なのですが、反対派からは当然のように激しい批判がなされました。

「ダウン症というのは、21番染色体が3本ある遺伝性疾患であって、まさか、ビタミン投与によって3本ある染色体が2本になるとでも言うのか。ダウン症の子どものIQ低下はそうした染色体の過剰による影響であり、ビタミンの投与によって治るなどという主張は笑止千万。馬鹿も休み休み言ってくれ。」

といった感じです。

ハレル先生が1981年に行った研究では、ダウン症の子どもの栄養状態を改善させることによって、彼らの知能指数が明らかに向上したそうです。子どもの変化に真っ先に気づいたのは親です。さらに、学校の先生も気づきました。IQにして10から15ポイントほど上昇すると、親や教師もはっきりその変化を確認したのです。

反対派は「単なるプラセボ効果だ」と言います。でも、栄養摂取が適切に行われることによって、遺伝子の働きが適正化するということは科学的にもすでに証明された事実です。たとえば、ビタミンEはダウン症患者の細胞内の遺伝物質に対して保護的に働くことが証明されています。つまり、ハレル先生の研究結果は、この事実を裏付けるケースの一つになっているのです。

 
・・・となるはずだったのですが、学会はこういう事実を全く認めようとしません。中村先生は、別に学会が認めようが認めまいがどちらでも良いと言います。本当に大事なことは、こういう有用な情報が必要な人のもとにちゃんと届くことです。我が子が学習障害を持っているために悩んでいる親御さんは世の中にたくさんいると思います。そういう人たちにとって、こういう情報は福音になるかもしれません。

「砂糖をやめて、ビタミンを大量に摂る。」

本当にわかりやすく簡単なことなのです。これだけで我が子の人生が救われるかもしれないとなれば、こんな貴重な情報はないですよね。実際に、このオーソモレキュラー栄養療法を我が子に採用するかしないかは、親御さんの判断でしょう。しかし、少なくとも情報としては広く提供し、親御さんの選択肢を広げてあげるべきだと思います。


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ABOUTこの記事をかいた人

續池均

プロアスリートチューニングサロンMYONPATHY Muscle Labダイレクター
セブンシーズ・アンド・パートナーズ株式会社代表取締役

大学卒業後、食品メーカーに7年勤務し、ITベンチャー企業へ転職。2005年12月に事業管掌役員として東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たす。その後、独立起業し現在に至る。
現在は、三児の父として育児のかたわらボランティアで「小学生低学年および園児向けサッカー教室」の運営や「学生の就職活動支援カウンセリング」など社会起業家として活動している。「ミオンパシーは、人々の痛みを癒し笑顔にすることができる」という理念に共感し、社会貢献の一環としてミオンパシーサロンUROOMを開業。