改善進捗の鍵はタンパク質

現在、様々な症状(変形性股関節症、変形性膝関節症、四十肩や五十肩、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)で日々痛みを抱えながら生活されている方に多くご来店いただいています。

ご来店いただくお客様の中には、3回の施術で改善する方もいれば1年通っても思うような改善が見られない方がいらっしゃいます。3回で改善する方と1年通っても改善しない方で何が違うのか?その原因がわかってきました。

股関節痛や腰痛、関節痛を改善する3つの要因

  1. 筋肉の質の違い
  2. 生活習慣の違い(睡眠やストレス)
  3. 食事の違い

大きく分けて上記の様に3つの違いがあります。今回は①筋肉の質の違いについて説明していきます。

筋肉の質を変える鍵はプロテイン?

大抵の方はプロテイン=筋肉ムキムキというイメージをするかと思います。確かにイメージはそうだと思います。僕も以前はそう思っていました。このプロテインを摂取することが人間(ホモ・サピエンス)にとって筋肉の質を変える上では最も重要な栄養素になります。

プロテイン摂取を開始した方の筋肉の質はカチカチな感触ではなくなり、フワフワとした感触になってきます。なぜなのか?

それは筋肉の材料をしっかりと体内に入れているからです。筋肉の材料を常に入れておかないと常にフレッシュな状態は保てません。タンパク質は古いものが壊され(分解)、新しく作られたもの(合成)に取り替えていきます。必要なタンパク質が身体から入ってこなければ筋肉、骨、赤血球中など体内のどこかの部分で今あるタンパク質を分解していき、再利用することによって筋肉の質が劣化していきます。プロテインを摂取して、常に筋肉の材料を入れておくことがフワフワな筋肉の鍵になります。

タンパク質の役割

プロテイン=タンパク質を意味します。タンパク質は英語でprotein。「第一人者」を意味するギリシャ語に由来していることから最も重要な栄養素のような気がしてきますよね。タンパク質は身体の主成分です。タンパク質が足りないと筋肉はもちろん内臓や血液、皮膚、爪、髪の毛などに異常が現れるだけでなく免疫力低下にも繋がる為、体調が優れないことが多くなります。このように筋肉だけでなくタンパク質は様々な細胞組織の材料になるものなのでとても重要な栄養素だと覚えてください。

タンパク質はアミノ酸?

アミノ酸という言葉をよく耳にします。タンパク質は20種類のアミノ酸から出来ていて、アミノ酸が鎖状になったものから形成されています。20種類のアミノ酸のうち、9種類は必須アミノ酸と呼ばれていて、筋肉と関係が深いBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)や神経伝達物質の材料になるトリプトファンなどが必須アミノ酸と呼ばれるものになります。種類によって体への働き方が様々で、全てのアミノ酸が大切な役割を担っているのです。この必須アミノ酸は体内で合成することができないので食事から摂取する必要があります。(※残りの11種類は体内で作り出すことができます。)

タンパク質のメインプレイヤー「コラーゲン」

タンパク質の中に重要な役割をする材料があります。それがコラーゲンです。コラーゲンが生成される過程は、タンパク質が体内で分解されアミノ酸になり、その後コラーゲンが再合成されます。コラーゲンもタンパク質の1種で、体内のタンパク質のうち1/3を占めるメインプレイヤーです。

骨の構造は鉄筋コンクリートの構造に似ています。骨の体積の半分がコラーゲンで、鉄骨(コラーゲン)とコンクリート(カルシウム)の関係性に例えられます。鉄骨部分が脆くなれば構造全体が弱くなります。骨の構造でも同じことが言えます。骨の中のコラーゲンが少なくなると脆く折れやすくなります。コラーゲン合成にはアミノ酸+鉄+アスコルビン酸(ビタミンC)が必要です。タンパク質だけでなく鉄とタンパク質を摂ることで丈夫な骨になります。コラーゲンは骨だけでなく腱や靭帯の強化にも影響を及ぼしている大事な働きをしています。

1日にどのくらいタンパク質が必要?

どの程度タンパク質が必要なのかというと1日に体重分(50kgであれば50g)のタンパク質が必要と言われています。ただこれは特に運動をしていない方の摂取目安量です。アスリートなど運動強度が高くなると体重の倍以上(50kgであれば100g)のタンパク質が必要になります。前述していますが、タンパク質の分解と合成を繰り返すためにそれだけの量が必要になるからです。

先に言っておくと食事だけで必要タンパク質を摂ろうと思うとかなり大変です。プロテイン+食事の中でタンパク質を50gや100g摂取すればいいわけです。(※プロテインの種類によってタンパク質量が変わってきますので含有量をしっかりと確認することをオススメします。)タンパク質量が1gあたり0.75gのプロテインを摂取しているとしましょう。プロテインを40g摂取するとタンパク質量は30gになります。体重50kgの方はタンパク質摂取目安の50gまで後20gのタンパク質が必要です。ここで重要なのが何を食べてタンパク質を摂るかです。

ここでオススメするのが卵です。数ある食品の中でプロテインスコア(食品に含まれるタンパク質の「良質度」)が100の代表的な食品は卵になります。卵1個でタンパク質量が約6.4gです。2個食べると12.8g。先ほどのプロテイン30gと卵12.8g=42.8gになります。残り7.2gを肉や魚などで補っていただくということです。どうでしょうか?50g取れそうですか?プロテインと食事のタンパク質量を計算していくことで摂取できそうな気がしてきますよね!

コレステロールは悪?

先ほど卵について触れました。「卵は1日1個までしか食べてはダメだ!」と言われたことはありませんか?その理由としてコレステロールが関係しているようです。しかし、2015年に厚生労働省からの報告では食事摂取基準からコレステロール摂取の目標値がないと発表がありました。コレステロール摂取制限がなくなった理由としては卵のみならず食品全般からコレステロール摂取量に関して食事をすることで影響が出ないという結論に至ったからのようです。日本養鶏協会によると卵を1日2個以上食べても動脈硬化のリスクや脳卒中による死亡率との関連性は認められないことが記されています。

日本養鶏協会発行の資料

https://www.jpa.or.jp/news/event/essay/2015/tamago_pam_150312.pdf

少し脱線するとHDL(善玉コレステロール)、LDL(悪玉コレステロール)は聞いたことがありますよね?HDLもLDLもコレステロールや中性脂肪を運ぶ媒体の名称でありコレステロールそのものではありません。名前だけを聞くと「良いコレステロール」、「悪いコレステロール」と錯覚してしまいますし、そう思っている方が大多数だと思います。ではなぜ「悪玉」「善玉」と呼ぶのか。変性または変形して血管の皮肉に付着して動脈硬化などを起こす可能性を持ったLDLを「悪玉」、そうなる可能性が低く、むしろそういったLDLを回収する働きもあるHDLを「善玉」と呼んでいるにすぎないからです。コレステロールが高いと言われている方はLDLが高く出ていると考えていいです。

ホエイプロテインorソイプロテイン。どちらを選ぶ?

牛乳を構成する主なタンパク質はカゼインとホエイがあり、チーズの生成過程でできるものがホエイプロテイン。カゼインは含まれていません。ホエイには肥満予防、抗癌作用、コレステロール低下、喘息、高血圧予防などメリットが報告されています。乳糖不耐症の方は下痢をする可能性があることや飲み過ぎれば肝臓や腎臓に負担をかけてしまう、一部の方のアレルギーの可能性はありますが総じてメリットのほうが多いです。

ソイプロテインはまず、遺伝子組み換え大豆由来だとかなり危ない。すでにアメリカで生産される大豆の94%が遺伝子組み換えだといいますから、ソイプロテインも大抵は遺伝子組み換えでしょう。動物実験や人間の細胞を使った実験では流産、胎児発育異常、癌などその有害性は明らかです。遺伝子組み換えではないソイプロテインだとしても、そもそも大豆はオメガ6系脂肪酸を多く含んでいて炎症の原因になります。なので摂り過ぎれば、肥満やアレルギーになりやすくなると考えます。

ただプロテインに含まれている添加物は警戒すべきです。アスパルテームなどの人工甘味料が堂々と入っていることもあるので、そういうプロテインを摂取しては台無しです。

砂糖の真実

2018.10.19

上記のことからソイプロテインではなくホエイプロテインを推奨します。

西尾
長々とプロテイン(タンパク質)について書いてきましたが、何が言いたいかと言うとプロテインを摂取しタンパク質(材料)を多く体内に入れることがまず大事だということです。タンパク質は体重の約20%を占める重要な栄養素で「生命の母」と言える存在です。タンパク質の重要性をご理解いただけましたでしょうか?筋肉の質を変化させるために是非、高タンパク質食を心がけていきましょう!

オーソモレキュラー栄養療法で筋痛症改善を!

神戸ナカムラクリニックの中村篤史院長がUROOM調布成城にてオーソモレキュラー診療(自由診療のカウンセリング)を不定期ではありますが月に1回、10名様限定で実施いたします。筋痛症を根本から改善されたい方、筋肉の質を改善されたい方などはぜひご参加ください。



腰痛改善の鍵は高たんぱく質(プロテイン)


筋肉のロックが原因となる腰痛、股関節痛、膝痛、五十肩などの疼痛ですが、発症した方の多くが、”質の栄養失調”に陥っています。
腰痛を改善するための体質改善にとても重要な栄養素、たんぱく質(プロテイン)を摂取することで痛みが改善するメカニズムを詳しくご説明いたします。


ABOUTこの記事をかいた人

西尾直輝

MTRセラピスト(プロアスリートチューニング)
サッカー歴23年。プロサッカー選手を志すが自分の能力、体力の限界を感じ引退。 ミオンパシーセルフ整体をミオンパシーサロンUROOMのオーナーである續池より学ぶ。そこでミオンパシーを知り、短時間で身体の軽さや痛みが緩和する事に衝撃を受ける。この技術を使い多くの方の痛み、ストレスを改善する事を決意。今まで酷使してきた体をメンテナンスすることに日々精進中。