白内障予防にはビタミンCが効果的

本記事は神戸ナカムラクリニック中村篤史院長から許諾いただき、「院長ブログ」に掲載された「白内障」を再編集したものです。

白内障の予防にはビタミンCが効果的な理由

オーソモレキュラー栄養療法から少し離れて医療と人間の本質について考えてみたいと思います。

眼科のドクターによると、「先天性緑内障で生まれた赤ちゃんは、医者が病気に気付けば治療することになるが、もし気付かなければその子は失明するでしょう。」とのこと。

でも、誤解を恐れずに言えば、それはそれでかまわないとも言えます。なぜなら、最初から光のない世界に生まれた人は、それを当然のこととして受け容れるからです。それが人間というものなのです。

「あら、あの人は生まれつきの盲目なのね、かわいそうに」

と言う人がいるかもしれませんが、それこそが偏見であり、差別というべきではないでしょうか。本当に不遇だと感じるのは、むしろ成人してから光を失ってしまう人かもしれません。

現実的には、医師が先天性緑内障を見落としたがために我が子が失明したとなれば、親は「子供を不幸にしてくれたな」と激怒して、裁判沙汰になることは必至でしょう。だから、やはり見落としてはいけない疾患なのです。

白内障の原因は目の水晶体の酸化

最初から与えられなかったものに執着は起きようがないですが、与えられたものを途中で取り上げられるとなれば人間の執着はものすごいことになります。たとえば、70歳のおじいさんが、白内障の手術をすべきか悩んでいるとします。

患者さん
目を手術するのが、怖くて怖くてしかたありません。局所麻酔だから、手術中は意識があるようですね。せめて全身麻酔で自分が何もわからないうちにやってほしいです。
中村先生
いえ、白内障の手術は基本的には局所麻酔で行います。認知症があって動いてしまうなど、やむを得ないケースでは全身麻酔もありえますが、それは本当に例外的ですね。
患者さん
頭がボケたふりをすれば、全身麻酔でやってくれますかね?
中村先生
いえ、もうあなたがしっかりしている方だと分かっているので、ダメですね笑。痛みはほとんどないので、その点は心配しないでください。
患者さん
もういっそのこと見えなくなってもいいとさえ思うのです。でも、せめてあと10年、見える状態で過ごせたらと思っています。もうすぐ孫が生まれるのです。失明するのはせめて孫の顔を見て、孫の成長を見守ってからと思っています。

謙虚なおじいさんですねと思ってしまいそうですが、人間には欲があるので10年経ったらどうなるでしょうか。80歳になったおじいさんは「あともう10年」と言うのが人間の性のような気がします。

「人生80年。美しいものも醜いものも、この目でたくさん見てきました。心をかき乱す視覚の世界から解放されて、余生は心の目を開いて生きていこうと思います。」というのは少しできすぎですね。

仏教では執着を煩悩の一つだとしていますが、視覚への執着は人間として当然でしょう。緑内障、網膜色素変性症、糖尿病性網膜症など、成人になってから失明にいたる疾患は数多いが、自分が失明するなど想像することさえ恐ろしいです。

もっとも、手術で治る病気ですから白内障が原因で失明することはまずありえません。そして、白内障はオーソモレキュラー栄養療法が効力を発揮する病気でもあります。そもそも、白内障は目の水晶体が濁る病気です。この濁りの原因としては、アトピーなどの外傷、薬剤、放射線、その他の炎症が挙げられます。外傷を除けば、つまり、”酸化”が根本にあります。だから、抗酸化力のあるビタミンの投与が白内障に有効なはずです。

ただし、白内障になってから急に慌ててビタミンCのサプリメントを飲み始めたところで、それで白内障がすぐ治癒するということはさすがに難しいと思いますが。

Long-term vitamin C supplement use and prevalence of early age-related lens opacities

https://academic.oup.com/ajcn/article/66/4/911/4655981

10年以上ビタミンCのサプリを飲み続けた人は、そうじゃない人に比べて水晶体がクリアだったということが示されています。この時代、サプリメントは数多ありますが、健康維持のために毎日どれか一つだけ摂取るとすれば、やっぱりビタミンCがおすすめなのです。


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ABOUTこの記事をかいた人

續池均

プロアスリートチューニングサロンMYONPATHY Muscle Labダイレクター
セブンシーズ・アンド・パートナーズ株式会社代表取締役

大学卒業後、食品メーカーに7年勤務し、ITベンチャー企業へ転職。2005年12月に事業管掌役員として東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たす。その後、独立起業し現在に至る。
現在は、三児の父として育児のかたわらボランティアで「小学生低学年および園児向けサッカー教室」の運営や「学生の就職活動支援カウンセリング」など社会起業家として活動している。「ミオンパシーは、人々の痛みを癒し笑顔にすることができる」という理念に共感し、社会貢献の一環としてミオンパシーサロンUROOMを開業。