花粉症は栄養療法で治しましょう

花粉症の治し方

寒さも落ち着き暖かくなってくると、今度は花粉症に悩まされる方も多いようで、マスク姿の方はしばらく減らなそうです。

花粉症患者数は年々増加傾向にあり、国内で3,000万人もいると言われています。
私も20年近く、小学低学年の頃から花粉症で、その時期になると涙が止まらず、鼻水、くしゃみと発症し、年々辛くなっているようにも感じていました。趣味のサッカーをやる際もくしゃみを
しながら、我慢できずマスクをしながらやっていた時もあります。
そんな私も最近は少し鼻がムズムズするかな、くらいの症状は出ることはありますが、ここ3年くらいで、花粉症の症状はほとんど出なくなりました。

花粉症になると病院や薬局で薬の処方、天気予報で花粉情報をチェック、眼鏡とマスクを着用して外出、洗濯物は部屋干し、帰宅後は花粉を落としてから入室など対策をするかと思います。
しかしこれらは症状を抑えたり、発症を遅らせているだけで、対症療法でしかないのです。

今回は花粉症の根本治療を目指して、私が取り組んだことや、花粉症対策として効果的とされている事について書いていきます。
もちろん個人差はあるので、効果の差についてはご了承ください。

花粉症とは

まず花粉症とは、鼻腔内に花粉が入ってきたとき、それを排除しようとする「免疫反応」によって、鼻水、くしゃみなどの症状を起こします。花粉症の主な原因は抗原抗体反応によるもので、空気中を浮遊しているスギ・ヒノキ・イネの花粉などのアレルゲンが鼻粘膜に付着すると体内に抗体が作られ、マスト細胞という名の細胞とくっつきます。その後、再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体と結合し、鼻水、くしゃみなどのアレルギー反応を起こします。目のかゆみも花粉が目の粘膜内のマスト細胞にくっつき、放出されたヒスタミンなどの物質が目の神経や血管を刺激して、目のかゆみ、涙などが症状として出ます。

同じ環境下にいても症状が出る方と、全く問題ない方がいますが、花粉症の方は炎症が起こりやすく、免疫システムが過剰反応を起こしています。そのため薬で抑えるのではなく、炎症を抑え、過剰反応しないようにしていく必要があります。薬を飲まなくてもアレルギー反応が出ないように、花粉のせいではなく、自分の体が過剰に反応しているだけなのではと、考えて取り組むことが大事です。

花粉症対策

炎症、免疫過剰反応を抑えるための対策方法をお伝えいたします。

ビタミン、ミネラルの摂取

  • ビタミンD
  • 制御性T細胞、制御性B細胞が抗炎症を助けてくれます。これらの制御性細胞が少ないと、炎症性の細胞を防ぐことができず、炎症が続くとアレルギー反応が起こりやすくなります。
    制御性細胞は栄養素で増やす事ができるのですが、まず「ビタミンD」が抗炎症作用もあり有効です。ビタミンDが不足すると免疫バランスが崩れて異常な免疫反応を生じてしまいます。一日の摂取目安量は4,000-10,000IUです。一度に摂るよりは、まずは朝に摂取して様子を見て、午後に症状が出てくるようでしたら、再度摂取します。
    ビタミンDは紫外線を浴びることでも体内で生成されますので、過度に紫外線を避けずに日光浴をしていきましょう。
    食事ではキノコ類や、サーモンなどの魚類に含まれていますので、こちらも意識してみてください。

  • ビタミンA
  • 次に「ビタミンA」がお勧めです。ビタミンDの効果を高め、免疫反応を正常にしてくれます。ビタミンAはオーバードースもあるので、1週間に10,000IUまでの摂取量で抑えましょう。

  • 亜鉛
  • ミネラルでは「亜鉛」が抗炎症作用があります。一日の摂取目安量は15mg~30mgです。
    ビタミンBもバランスよく摂っていく必要があるのですが、ナイアシン(ビタミンB3)がヒスタミンを抑えるので、特に効果があります。

ナイアシンの驚くべき効果とは

2019.02.04

高タンパク質食

タンパク質の重要性については何度も書いていますが、今回もタンパク質は重要になってきます。
粘膜が乾燥していると花粉が入ってきてアレルギー反応が起きやすくなってしまいます。
粘膜を濡らしておく必要があるのですが、タンパク質が粘膜の材料になるのです。もちろんビタミンD、A、B、亜鉛とバランスよく摂っていくのですが、タンパク質をしっかり摂れている事でビタミン、ミネラルも吸収されやすくなりますので、タンパク質の摂取はお忘れなく。

甘いものを控える

そもそも甘いものが体からビタミンやミネラルを消費してしまうのですが、内臓脂肪が高いと炎症を起きやすくなります。太っている肥満型だけでなく、痩せ型の方でも内臓脂肪が多いということもあるので、油断せず、内臓脂肪を落としていきましょう。花粉症にはチョコのポリフェノールが良いという意見もありますが、効果が出るくらいポリフェノールを摂るためにはチョコを大量に食べなくてはならず、それでは砂糖による弊害の方が大きいので注意してください。まずは高脂肪食、甘いものを控えていきましょう。

砂糖の真実

2018.10.19

腸内環境を整える

善玉菌を増やし、腸内環境を整えていくことで栄養素もしっかり吸収されるようになります。いつもお腹の調子が良くない方は、いくら栄養を摂取しても吸収されていない可能性があるので、
まずはここから取り組む必要があります。また病院で処方された花粉症対策の抗生物質をとっていると善玉菌も減少し腸内環境も悪化してしまいます。味噌や、ぬかなどの発酵食品、プロバイオティクス、乳酸菌、酪酸菌、食物繊維を意識して摂っていきましょう。これらが善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれます。

炎症体質の改善

体にピリピリした痛みがある、少し触っただけで痛むなど炎症体質になっている方は炎症反応を持続させてしまう事があります。
日々の食事で体質を変えていく事ができます。例えば油だとサラダ油、サラダドレッシング、マヨネーズなどオメガ6系のものは炎症が起きやすいです。
反対にオメガ3系のアマニ油、えごま油など抗炎症作用のある油に変えていきます。

日々の食事でもオメガ6系のお肉が多い方は、抗炎症作用のある、EPA/DHAを含んだ魚に変えてみたり、EPA/DHAのサプリを朝晩と補えると炎症体質も改善していきます。

呼吸法

口呼吸で粘膜が乾燥してしまい、炎症が持続してしまう事があります。どうしても鼻が詰まってくると口でないと呼吸できないこともありますが、口呼吸が癖になっている方は普段の生活習慣で改善してみてください。

ストレスを溜めない

花粉症には自律神経の乱れも影響してきます。ストレスを溜めないように、と言われても現代社会でそのようなことは難しいかもしれません。
ですがストレスがかかるとビタミン、ミネラルを消費してしまうのでなんとかしたいですね。

そこでお勧めなのが適度な有酸素運動とサプリではロディオラ・ロゼアです。

適度な有酸素運動を取り入れることで、ストレスの解消にもなります。そこで栄養を消費し、再度必要栄養素を補うことで循環していき、細胞も強くなっていくのです。花粉症で外に出れませんという方は、花粉のない時期から体を作っていきましょう。ロディオラ・ロゼアはストレスに対抗するサプリとして天然のハーブを使った強力なアダプトゲン
でもあります。アダプトゲンとは適応を生み出すもの。肉体的な疲労や精神的ストレスに抵抗し、エネルギー、スタミナ、精神的能力を高めるために使用される天然ハーブのことです。オリンピック選手、宇宙飛行士、兵士も使用するほどストレス耐性がつきます。抗うつ剤と同じ効果やダイエットをサポートするなど、さまざまな効能が期待できます。摂取時に軽い運動をすることで脂肪燃焼効果も高まります。

ロディオラ・ロゼア120㎎を朝に1錠から、様子を見て朝と昼に各1錠ずつ始めてみてください。
体を元気にするので、朝か昼の摂取が好ましく、夕方以降の摂取で夜眠れなくなる事がありますので夕以降の服用は控えた方が良さそうです。

栄養療法で花粉症を改善するための方法まとめ

私は小さい頃から甘いものが好きでチョコや菓子パンなど毎日食べていました。20歳を過ぎるとお酒も好きで甘いもの、お酒をよく摂取していました。運動も毎日やっていたので、そこまで太
ることはなかったですが、身体の内側には相当負担がかかり、ダメージを負っていたのかもしれません。

花粉症は身体は元気なので周りにも伝わらず煩わしいものです。ただこれが無くなるだけで仕事も集中できますし、一番気持ちいい時期に外出も楽しめるようになります。
よく花粉症ですかと聞くと「認めていませんが」と答える方がいますが、そろそろ認めてご自身の生活習慣を変えてみてはいかがでしょうか。また「花粉症って治るんですか?」と諦めている方もいますが、私は食生活を変えたのが一番効果があったと考えています。

もちろん今までの生活習慣による蓄積ですので、すぐに効果は出ないと思います。タンパク質、ビタミン、ミネラルも即効性のあるものではないですが、生活習慣を改善し、腸内環境を整え、栄養を体に蓄積していき、ゆっくりご自身の体を改善できると良いかと思います。


オーソモレキュラー栄養療法で筋痛症改善を!

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腰痛改善の鍵は高たんぱく質(プロテイン)


筋肉のロックが原因となる腰痛、股関節痛、膝痛、五十肩などの疼痛ですが、発症した方の多くが、”質の栄養失調”に陥っています。
腰痛を改善するための体質改善にとても重要な栄養素、たんぱく質(プロテイン)を摂取することで痛みが改善するメカニズムを詳しくご説明いたします。


ABOUTこの記事をかいた人

望月真一

MTRセラピスト(プロアスリートチューニング)
整形外科から手術を言い渡されたお客様が半信半疑でご来店くださり、改善された方も多くおります。 この技術は、プロアスリート界でも歓迎されておりすでに日本代表クラスのJリーガーもサポート実績があります。MTRセラピストとして、アスリートのパフォーマンスを最大化するために日夜研究と鍛錬をつづけております。